篠山市議会 > 2021-09-30 >
令和 3年第122回長月会議( 9月30日)

  • "子育て"(/)
ツイート シェア
  1. 篠山市議会 2021-09-30
    令和 3年第122回長月会議( 9月30日)


    取得元: 篠山市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和 3年第122回長月会議( 9月30日)     第122回丹波篠山市議会9月30日会議(長月会議(第5日))会議録            令和3年9月30日(木曜日)              午前 9時30分 開議   〇出席議員(16名)      1番  原 田 豊 彦         2番  前 田 えり子      3番  上 田 英 樹         4番  隅 田 雅 春      6番  安 井 博 幸         7番  足 立 義 則      8番  向 井 千 尋         9番  園 田 依 子     10番  大 西 基 雄        11番  栗 山 泰 三     13番  渡 辺 拓 道        14番  吉 田 知 代     15番  河 南 克 典        16番  大 上 和 則     17番  小 畠 政 行        18番  森 本 富 夫 〇欠席議員(0名) 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
      市長         酒 井 隆 明   副市長        堀 井 宏 之   教育長        丹 後 政 俊   代表監査委員     畑   利 清   企画総務部長     竹 見 聖 司   行政経営部長     藤 本 雅 浩   市民生活部長     中 筋 有 香   環境みらい部長    羽 馬 辰 也   保健福祉部長     横 山   実   保健福祉部長(健康) 山 下 好 子   農都創造部長     倉   剛 史   観光交流部長     赤 松 一 也   まちづくり部長    近 成 和 彦   上下水道部長     清 水 康 之   監査委員・公平委員会・選挙管理委員会    消防長        西 井   満   固定資産評価審査委員会事務局長              西 牧 成 通   教育部長       稲 山   悟   教育部長(生涯教育) 小 林 康 弘   教育次長       酒 井   宏   (教育委員会事務局次長) 〇議会事務局職員出席者   局長         酒 井 一 弘   課長         樋 口 寿 広   主査         太野垣 陽 平 〇議事日程 令和3年9月30日(木曜日)午前9時30分開議   第 1  会議録署名議員の指名   第 2  諸般の報告   第 3  議員の辞職   第 4  常任委員所属変更   第 5  議案第48号 丹波篠山基金条例の一部を改正する条例   第 6  議案第49号 丹波篠山環境保全条例の一部を改正する条例   第 7  議案第51号 令和2年度丹波篠山水道事業会計処分利益剰余金の処               分について   第 8  議案第52号 令和2年度丹波篠山下水道事業会計処分利益剰余金の               処分について   第 9  議案第54号 令和3年度丹波篠山一般会計補正予算(第11号)   第10  議案第55号 令和3年度丹波篠山国民健康保険特別会計補正予算(第               2号)   第11  議案第56号 令和3年度丹波篠山後期高齢者医療特別会計補正予算               (第1号)   第12  議案第57号 令和3年度丹波篠山介護保険特別会計補正予算(第1号)   第13  議案第58号 令和3年度丹波篠山水道事業会計補正予算(第1号)   第14  議案第59号 令和3年度丹波篠山下水道事業会計補正予算(第1号)   第15  議案第60号 令和3年度丹波篠山一般会計補正予算(第12号)   第16  諮問第 1号 人権擁護委員候補者の推薦について   第17  請願第 1号 丹波篠山市議会政治倫理条例の制定等を求める請願   第18  発委第 4号 少人数学級・教職員定数の改善と義務教育費国庫負担制度               拡充を求める意見書 ≪追加日程≫   第 1  発議第 1号 渡辺拓道議員に「調査報告書」の撤回等を求める決議               午前 9時30分  開議 ○議長(森本富夫君)  皆様、おはようございます。  これから、令和3年第122回丹波篠山市議会、9月30日会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。 ◎日程第1  会議録署名議員の指名 ○議長(森本富夫君)  日程第1.会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、8番、向井千尋君、9番、園田依子君、10番、大西基雄君を指名します。 ◎日程第2  諸般の報告 ○議長(森本富夫君)  日程第2.諸般の報告を行います。  本日、市長から提出されます案件は、お手元に配付しておきましたから、御了承願います。  次に、教育長から地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項の規定によって、「令和2年度実績 教育委員会の点検・評価について」が提出されました。その写しを配付しておりますので、お目通しいただきたいと思います。  これで、諸般の報告は終わります。 ◎日程第3  議員の辞職 ○議長(森本富夫君)  日程第3.議員の辞職の件を議題とします。  吉田知代君から、議員の辞職願が提出されています。  地方自治法第117条の規定によって、吉田知代君の退場を求めます。                (吉田知代君 退場) ○議長(森本富夫君)  事務局職員に辞職願を朗読させます。 ○議会事務局長(酒井一弘君)  朗読いたします。  令和3年9月28日 丹波篠山市議会議長 森本富夫様  丹波篠山市議会議員 吉田知代  辞職願  このたび、一身上の都合により議員を辞職したいので許可されるよう願い出ます。  以上でございます。 ○議長(森本富夫君)  お諮りします。  吉田知代君の議員の辞職を許可することに、御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  異議なしと認めます。  吉田知代君の議員の辞職を許可することに決定しました。  ここで、暫時休憩をいたします。  再開を、9時45分といたします。               午前 9時34分  休憩               午前 9時45分  再開 ◎日程第4  常任委員所属変更 ○議長(森本富夫君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  日程第4.常任委員所属変更の件を議題とします。  総務文教常任委員足立義則君から、産業建設常任委員常任委員会の所属を変更したいとの申出があります。  お諮りします。  足立義則君からの申出のとおり、常任委員会の所属を変更することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  異議なしと認めます。  足立義則君の常任委員会の所属を変更することに決定しました。  ここで、暫時休憩をいたします。               午前 9時46分  休憩               午前 9時47分  再開
    ○議長(森本富夫君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  この際、御報告します。  委員会条例第8条第1項及び第2項の規定により、産業建設常任委員会の委員長に、栗山泰三君、副委員長に、大西基雄君が選任されましたので報告します。 ◎日程第5  議案第48号 丹波篠山基金条例の一部を改正する条例 ○議長(森本富夫君)  日程第5.議案第48号 丹波篠山基金条例の一部を改正する条例を議題とします。  本案について、民生福祉常任委員長の報告を求めます。  向井民生福祉常任委員長。 ○民生福祉常任委員長向井千尋君)(登壇)  皆様、おはようございます。民生福祉常任委員会委員長の向井でございます。  ただいま議題となりました議案第48号 丹波篠山基金条例の一部を改正する条例について、当委員会の審査報告を申し上げます。  本案につきましては、去る9月7日の本会議において当委員会に付託されたものです。  本条例の改正の趣旨としましては、谷田美子生氏から「丹波篠山の生きものや自然環境を守るため」に活用を希望された寄附金を「谷田美子生生物多様性基金」として設置し、丹波篠山の生き物や自然環境の保全・再生を推進するための財源とするものです。  委員会では、当局からの説明を受けた後、質疑を行いました。審査の過程におきまして各委員から出されました質疑、意見のうち、主な事項について御報告申し上げます。  委員より、基金の設置の方向性はどうかとの質疑が出され、生物多様性ハード事業ではなくソフト事業で使いたいと考えている。おおよそ年200万円程度使用し10年ほどの間で事業に取り組んでいきたい。例えば、現在の生物多様性補助金の財源の充当などである。具体的な施策はこれから考えていくが、令和4年度以降に1回実施したら終わってしまうようなソフト事業ではなく、例えばデータが積み上がっていくとか、事業が広がっていくというようなものを考え、当初予算のときには提案していきたいと考えている旨の回答がありました。  委員より、寄附していただいている谷田氏の思いを大切に、子どもが関わり、丹波篠山の自然を感じるようなソフト事業がいいと思うのでよろしくお願いしたいという意見や、教育委員会や学校の連携も視野に入れられたらどうかという意見や、小さいことでいいので、これは谷田氏の寄附で環境に対してできたというような何か残るものに取り組む必要があるのではないか、そのあたりも十分検討してやっていただきたいという意見が出されました。  質疑終了後、討論・採決を行った結果、討論はなく、議案第48号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで、委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから、議案第48号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第48号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第6  議案第49号 丹波篠山環境保全条例の一部を改正する条例 ○議長(森本富夫君)  日程第6.議案第49号 丹波篠山環境保全条例の一部を改正する条例を議題とします。  本案について、民生福祉常任委員長の報告を求めます。  向井民生福祉常任委員長。 ○民生福祉常任委員長向井千尋君)(登壇)  民生福祉常任委員会委員長の向井でございます。  ただいま議題となりました議案第49号 丹波篠山環境保全条例の一部を改正する条例について、当委員会の審査報告を申し上げます。  本案につきましては、去る9月7日の本会議において当委員会に付託されたものです。  本条例の改正の趣旨としましては、改善命令の実効性をさらに確保するため、指定家畜飼養施設に係る公害を発生させる事業または施設の設置の中止もしくは施設の撤去を命ずることができることを追加するものです。  委員会では、当局からの説明を受けた後、質疑を行いました。審査の過程におきまして各委員から出されました質疑、意見のうち、主な事項について御報告申し上げます。  委員より、畜産農家への説明会のときに出された畜産農家からの意見を教えていただきたいとの質疑が出され、当局より、設置届を提出している21の畜産農家に通知したうち8名の出席があり、「条例改正をそこまでする必要があるのかと正直思ったが、今後、畜産振興のために仕方がないと感じている」という意見や「パブリックコメントの中で理不尽な意見や道徳的に考えておかしいという市民の声があれば、それも全て受けるのか」という意見や「行政代執行した後の費用はどうなるのか」等の意見が出た旨の回答がありました。  また、委員より、市の条例では、危険空き家等について、人命の貴さや相当危険があるため行政代執行で可能になるという条例があるが、今回の環境保全条例のように生活環境の確保、生活環境の破壊の防止が目的でも行政代執行を条例で決めることが可能なのかとの質疑が出され、当局より、一般論として、地方自治法にて条例でも行政代執行を定めることができるとしているので可能である。また、空き家等との比較においては、生命・身体が関わる部分と生活環境の部分で異なるが、生活環境を侵害されている方にとっては、それが長年続けば健康にも影響を与えることがあり、精神面での影響もあるので、生活環境を侵害されることが、生命・身体に影響がないとは言えない。もちろん程度にもよるが、これまで公害問題がたくさん起こってきた中で、生命・身体に影響があるという事案はたくさんあるので、生活環境の侵害に対して代執行を取ること自体は問題がないと考えている。加えて、今回の条例改正での撤去の命令、事業の停止等は、事業者に対する不利益が大きいという懸念があるので、相当厳格な手続を取っている。1つ目の要件として、客観的に法令に違反していること。2つ目の要件は、行政の恣意的な運用がなされないように、第三者機関である環境審議会の意見を聴かなければならないこと。3つ目の要件として、生活環境を著しく侵害しているかどうかについては、違反の内容、件数、程度、期間、そして違反に対する改善状況等を勘案して、ある程度客観的に、法令違反の観点と第三者機関である環境審議会の双方からの観点で判断するとの回答があり、これを受けて、委員より、法令等で定める規制基準に適合していないというのが要件であるということだが、考えられる規制基準というのは何が適用されるのか、説明をお願いしたいとの質疑が出され、当局より、「法令等で定める規制基準に適合しない」という法令について、どういうものが法令に当たるかということに関しては、基本的に法令等については条例上、限定されていない。ただ、ここで全ての法令に広げてもいいのかという問題があり、例えば、生活環境に全く関係がないような法令違反の場合に、この条文を適用するかという場合については、本件条例の趣旨目的の市民の健康で文化的な生活、快適な環境、良好な景観、市民の福祉に反するような法令違反がある場合に、「法令等で定める規制基準に適合していない」ものと考えているとの回答がありました。  また、委員より、環境保全条例の中には、第16条の4に「除去の代行」という項目があり、1つの条例に「除去の代行」と「代執行」という趣旨が同じような内容が2つ入ることは条例として問題はないのか。「除去の代行」と「行政代執行」という新たに追加する項目との違い、またそれが有効であるのかを説明いただきたいとの質疑が出され、当局より、環境保全条例第16条の4の「除去の代行」については、本件条例第16条の2に違反したときにできるとされており、土地に雑草、木、不法投棄、廃棄物が投棄されているようなとき、また、資材置場で管理する資材、廃材、土砂が、例えば家のほうにはみ出しているとき、道に木とか廃材が出てきていて危ないというときに除去しますという条文内容となっている。  一方で、指定家畜飼養施設の撤去というのは、あくまでその営業されている事業所の指定家畜飼養施設を撤去するという意味で、雑草、廃材、資材、道に倒れている木とかを除去するのとはその対象が違い、事業者が被る不利益の程度も全く違うというところにある。16条の2の条文を引用して、施設の除去をするとなると、事業者に対する不利益の影響が大きいということ、撤去や除去などの対象が全く異なるため、同じ条例だが、指定家畜飼養施設に限定して、今回の撤去の条文を一部改正という形で提案した。したがって、同じ条例の中であってもその対象物等が違うので、条文として本件条例第16条の4があることで、今回の改正条文が無効、無意味ということには当てはまらないと考えている。  逆に言うと、本件条例第16条の4を引用してしまうと、「市長は、前条の命令を受けた所有者等が履行期限を経過しても当該命令に係る管理不全の状態を除去しない場合において、所有者等の履行を確保することが困難であり、かつ、放置することが著しく周辺住民の生活環境を阻害すると認めるときには、当該所有者に代わり必要な措置を講ずることができる」ということで、法令違反の前提もなければ、第三者である環境審議会の意見を聴くこともなくできるということになっているので、厳格な手続を経ない点で事業者にとって不利益が大きいという側面から、この条文を使うことは妥当ではないと判断しているとの回答がありました。  委員より、環境審議会の役割、審議会の現状について委員がどのように考えているのかとの質疑があり、当局より、環境審議会については、今年7月15日に第1回環境審議会を開催し、環境保全条例の一部改正のパブリックコメントの内容等を説明した。また、環境審議会で事例がある場合は御意見を頂戴することになりますということを説明している。委員からは、理解をいただいているが、委員から、「なかなか踏み込んだ条例だ」という意見や、「委員個人の意見の公表になるのか」という意見もあるので十分にこちらから資料を提出していかなければならないと考えており、委員からの意見を出しやすい形も考えながら、審議会を進めたいとの回答がありました。  質疑終了後、討論・採決を行った結果、討論はなく、議案第49号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで、委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  議長との発言がありますので、これから討論を行います。  まず、原案に反対者の発言を許します。  13番、渡辺拓道君。 ○13番(渡辺拓道君)  13番、渡辺でございます。  議案第49号 丹波篠山環境保全条例の一部を改正する条例に対し、反対の立場より討論をさせていただきたいと思います。  同条例は、令和元年、令和2年、そして本年の令和3年度、毎年改正が提案され、その内容はいずれも特定家畜飼養施設を設置するもの。すなわち畜産業の規制強化につながるものであります。環境保全条例の趣旨は、本市の市民、事業者にひとしく環境保全への努力等を求めるもので、提案説明にあった一案件の解決に資するためとする理由は、一定理解するものの、一部業種のみの規制を強化することは著しく条例のバランスを欠き、畜産業への偏見を生みかねないと考えます。そのような理由により、今回の改正は認めるべきではないと考えます。  議員各位におかれましては、御賛同賜りますようお願い申し上げまして、反対の討論といたします。 ○議長(森本富夫君)  次に、原案に賛成者の発言を許します。  3番、上田英樹君。 ○3番(上田英樹君)  議席番号3番、上田英樹でございます。  議案第49号 丹波篠山環境保全条例の一部を改正する条例に賛成の立場で討論をさせていただきます。  まず、委員長報告でもありましたとおり、本案については、9月7日の本会議において民生福祉常任委員会に付託され、9月8日の委員会審査において、委員より多くの質疑や意見を出す中で慎重な審議を行い、全員賛成で、原案のとおり可決したものでございます。  条例とは、地方公共団体の議会の議決によって制定される自治立法で、丹波篠山市においても多数の条例が施行されていますが、条例は法律上の問題はないか、目的を達成するために有効なものかなどの点から、十分な検討を行い、市議会の議決を経て制定や改正をされるものです。9月7日の本会議で、当局側より今回の条例改正は氏名を公表しても改善に取り組まれない事業者に対して実効性が必要とともに、市全域の生活環境を守るためとの説明がありました。条例は、制定されたらそのままにしておくものではなく、その時々の社会の状況にふさわしいものになっているかを検証し、改正するべきところは改正することが重要と、私は考えております。  丹波篠山環境保全条例は、市民が健康で文化的な生活を営むことのできる快適な環境を確保するため、生活環境の破壊を防止するとともに、良好な景観を創造することにより、市民の福祉の増進に寄与することを目的としております。本条例の過去の改正については、改善命令に従わない場合、命令に従わない者の住所、氏名及び改善命令の内容等を公表する規定を追加する条例改正令和元年9月に行われました。本会議で委員会に付託され、令和元年8月23日に開かれた民生福祉常任委員会産業建設常任委員会連合審査会において、委員より、「効果的な代執行にすべきではないか。代執行したほうが事業者の責任とそれに対する処分が明確になり、よりよいものになるのではないか」などの質問が複数回出る中で、市当局は、「公表のみで事足りるとは考えておらず、その先の展開も見据え、まずは公表と考えている。次の措置を考えていく場合がある」との答弁がありました。  今回の改正は、1つ、改善命令の項目に施設の撤去命令等の追加、2つ目、改善命令を発令する要件である規制距離基準違反の明確化、3つ目、条例施行以前に設置している施設に規制距離基準を適用除外することの附則に記載、4つ、改善命令を履行しない場合には行政代執行ができる規定を設けるとの、この4点となっております。施設の撤去等を含む改善命令を発令する根拠として、1つ、指定家畜飼養施設が法令等で定める規制基準に適合しない、2つ、第三者機関である丹波篠山環境審議会に意見を聴いた上で生活環境を著しく侵害しているときとされております。  つまり、生活環境を著しく侵害していると判断する根拠としては、法令や条例をどの程度違反しているか、どの程度基準値を超しているのか、長期間、法令違反が改善されていないとの観点から判断をされます。生活環境を著しく侵害している場合でも、主観面だけで撤去を含む改善命令ができる規定とはなっておらず、違反状況の限度を踏まえ、行政だけでなく、第三者機関環境審議会の御意見を聴いて、生活環境が侵害されているかを総合的に判断する規定となっています。このことにより、慎重かつ適正な発令が行われるものと考えております。  行政代執行につきましては、環境保全条例に基づく改善勧告、勧告に従わない場合は施設の撤去等を含んだ改善命令、それにも従わない場合は本条例だけでなく、行政代執行法に基づく手続となり、より慎重かつ適正な手続に移ると考えています。また、市民と畜産関係者に対する説明会やパブリックコメントを実施され、理解と反対の立場での意見はなかったとのことであり、本条例改正の手続についても問題はないと考えています。  先ほど申しましたが、自治立法である条例は、現在の情勢に適用させるための見直し、つまり改正も行う必要があり、賛成の立場での討論とさせていただきます。  以上です。 ○議長(森本富夫君)  次に、原案に反対者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  次に、原案に賛成者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  ほかに討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから、議案第49号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立多数です。  したがって、議案第49号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第7  議案第51号 令和2年度丹波篠山水道事業会計処分利益剰余金の処               分について  日程第8  議案第52号 令和2年度丹波篠山下水道事業会計処分利益剰余金
                  処分について ○議長(森本富夫君)  日程第7.議案第51号 令和2年度丹波篠山水道事業会計処分利益剰余金の処分について、及び日程第8.議案第52号 令和2年度丹波篠山下水道事業会計処分利益剰余金の処分についての2件を一括議題とします。  本案について、産業建設常任委員長の報告を求めます。  栗山産業建設常任委員長。 ○産業建設常任委員長(栗山泰三君)(登壇)  皆さん、おはようございます。産業建設常任委員会委員長の栗山でございます。  ただいま議題となりました議案第51号 令和2年度丹波篠山水道事業会計処分利益剰余金の処分について、産業建設常任委員会審査報告を申し上げます。  本案につきましては、去る9月7日の本会議において、当委員会に付託されたものです。  本議案については、地方公営企業法第32条第2項の規定に基づき、地方公営企業に生じた利益の処分について、減債積立金や建設改良積立金を取り崩した3億4,041万9,000円を資本金に組み入れ、残りは将来の企業債償還の財源として9,000万円を減債積立金に、また、建設改良工事の財源とするため500万円を建設改良積立金に積立てしようとするものです。  委員会では、当局から説明を受け、審査を行いました。  以下、審査の過程におきまして、委員から出された質疑について、御報告申し上げます。  まず、委員から、今回の剰余金の処分の結果、水道事業会計を維持していく上で十分な金額まで到達したのかとの質疑が出され、当局から、将来の更新費用が多大であると考えられるため、今回の積立金で十分な金額が積み立てられたとは言えない。今後の更新費用に備え、積立てを行っていきたいとの回答がありました。  そして、質疑終了後、討論はなく、表決を行った結果、議案第51号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の御報告とさせていただきます。  もう1件、産業建設常任委員会委員長の栗山でございます。  ただいま議題となりました議案第52号 令和2年度丹波篠山下水道事業会計処分利益剰余金の処分について、産業建設常任委員会審査報告を申し上げます。  本案につきましては、去る9月7日の本会議において、当委員会に付託されたものです。  本議案については、地方公営企業法第32条第2項の規定に基づき、地方公営企業に生じた利益の処分について、減債積立金を取り崩した1億5,000万円を資本金に組み入れ、残りは将来の企業債償還の財源として1億2,300万円を減債積立金に積立てしようとするものです。  委員会では、当局から説明を受け、審査を行いました。  以下、審査の過程におきまして、委員から出された意見について、御報告申し上げます。  委員から、資本金の残額が50億円という説明であったが、下水道事業の今後の改修費用についてある程度の見通しが立っているということかとの質疑が出され、当局から、資本金は、全て現金で保有しているのではなく、固定資産の取得に係るものも含んでいる。施設の維持に関しても、下水道使用料だけではなく、繰入金で賄っている状況で、繰入金の補填なく安定した事業運営は難しい状況であるとの回答がありました  そして、質疑終了後、討論はなく、表決を行った結果、議案第52号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の御報告とさせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  委員長の報告は終わりました。  これから、一括して委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで、委員長に対する質疑を終わります。  これから一括して討論を行いますが、討論に当たっては、議案番号を申し述べていただくようお願いします。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから、議案第51号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第51号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第52号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第52号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第 9  議案第54号 令和3年度丹波篠山一般会計補正予算(第11号)  日程第10  議案第55号 令和3年度丹波篠山国民健康保険特別会計補正予算                (第2号)  日程第11  議案第56号 令和3年度丹波篠山後期高齢者医療特別会計補正予算                (第1号)  日程第12  議案第57号 令和3年度丹波篠山介護保険特別会計補正予算(第1                号)  日程第13  議案第58号 令和3年度丹波篠山水道事業会計補正予算(第1号)  日程第14  議案第59号 令和3年度丹波篠山下水道事業会計補正予算(第1                号) ○議長(森本富夫君)  日程第9.議案第54号 令和3年度丹波篠山一般会計補正予算(第11号)から、日程第14.議案第59号 令和3年度丹波篠山下水道事業会計補正予算(第1号)までの6件を一括議題とします。  本案について、予算決算委員長の報告を求めます。  園田予算決算委員長。 ○予算決算委員長(園田依子君)(登壇)  予算決算委員長の園田でございます。  ただいま議題となりました議案第54号 令和3年度丹波篠山一般会計補正予算(第11号)、議案第55号 令和3年度丹波篠山国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、議案第56号 令和3年度丹波篠山後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)、議案第57号 令和3年度丹波篠山介護保険特別会計補正予算(第1号)、議案第58号 令和3年度丹波篠山水道事業会計補正予算(第1号)、議案第59号 令和3年度丹波篠山下水道事業会計補正予算(第1号)の6議案についての予算決算委員会の審査を御報告申し上げます。  この6議案につきましては、9月7日の本会議において当委員会に付託されたもので、総務文教分科会、民生福祉分科会、産業建設分科会に審査依頼し、審査を行いました。  以下、各分科会及び委員会での審査の過程におきまして、各委員から出されました質疑、意見のうち、主な内容について、要約して御報告を申し上げます。  まず初めに、総務文教分科会での審査において、一般会計補正予算について。  中高連携事業に関し、市内高校において定員割れになってきている状況の要因について、「丹波篠山市中高連絡会」においてどのように要因を分析し、共通認識を図った上で事業化したのかとの質疑に対し、当局より、根本的な課題の1つには、少子化がある。また、JRの複線電化等により生活の利便性が向上したことにより、丹波篠山市から丹波市や三田市の高校に進学する生徒が増えた。さらには、子どもたちの意思を尊重し、行きたい高校に進学させるという傾向がある。そうした状況の中、根本的に高校からの情報発信が不足しているのではないかということから、市内高校の活動等の情報発信に取り組んでいる。現状把握については、今後も継続していくが、中高連絡会において共有の目的を持って、令和4年度は取り組んでいきたい旨の回答を受け、委員から、市内3高校に「高等学校支援事業交付金」を30万円ずつ交付するのであれば、要因の解決に結びつくような組立てが必要ではないか。今後も継続して、しっかり原因分析をするという方向なのかとの質疑が出され、当局からは、原因分析については、今後も継続して行っていく。現在、高校側とは学校の本質的なところをどう考えていくのか、選ばれる学校になるためにどうしたらいいのかという議論をしており、出てくる課題について整理をした上で、的確な対応を考えていきたい旨の回答がありました。  次に、空き家活用事業に関し、空き家バンク活用住宅改修補助金について、当初予算において10件分を計上していたが、現在24件の案件があり、今後の見込みと合わせて35件分を見込んでいるとのことであるが、空き家バンクの活用は、地域的に偏りがあるのか、あるいは市内全般に増えているのかとの質疑に対し、地域的に偏っているということではなく、ある程度分散されている。最近では、農地付空き家が非常に人気になっている。JR篠山口駅周辺や城下町地域ではなく、市の周辺の地域で空き家がないかといった問合せも多い旨の回答がありました。  次に、ブランド戦略事業に関し、「丹波篠山市」の視覚的部分である、ロゴタイプ、シンボルの設置、カラーリングの設定とともに、運用マニュアルの作成を行うとのことであるが、例えば特産品の販売促進につながるような統一したロゴマークは検討するのかとの質疑に対し、日本農業遺産には公式ロゴマークがないため、そういったものを作成するか、地元の農業者と協議している。黒豆以外にも丹波篠山市には、米や山の芋、丹波焼などの特産品があり、デザイン等については、今後、生産者の意向を確認しながら進めていきたい旨の回答を受け、委員から、ロゴマークは統一感のあるほうがいいのではないか。ジャンルごとにそれぞれつくると、浸透性が薄いように感じる。1つきちっとしたデザインがあれば、のぼり旗にも利用でき、方向性が明確になるのではないかとの意見が出されました。  次に、民生福祉分科会での審査において、一般会計補正予算について。  予防費に関して、コールセンターはいつまで開設する予定かとの質疑が出され、当局より、ワクチン接種事業が令和4年2月まで計画をしているので、令和4年3月まではコールセンターも設置をする予定である旨の回答がありました。  次に、保健衛生総務費に関し、特定不妊治療助成金について、現状で今年度はどれぐらい出産またはその予定の方がいるのかとの質疑が出され、当局より、対象者数の見込みについては、令和2年度の特定不妊治療の方が年間で29名に対し、今年度の4月から7月までで23名となっている。年間で50から60名となる見込みである旨の回答が出されました。  次に、国民健康保険特別会計補正予算に関して。  一般被保険者保険税還付金について、7年を遡って還付した経緯はとの質疑が出され、社保に加入された方へは国民健康保険の喪失手続の案内通知を機会があるごとに送っていたが、手続に来ていただけない状況になっていた。国保税については全額納められており、7年前からの喪失の手続をされ、過去5年分について還付した旨の回答がありました。  次に、介護保険特別会計補正予算に関して。  基金積立金に関して、給付費が減少したことで、多く積み立てられているのかとの質疑が出され、当局より、介護給付費がコロナの影響等があり居宅介護費、特にデイサービス費が想定よりも下がってきており、想定よりも低くなっているというところはある。しかし、施設給付費が上昇する傾向になっているので、第8期の1年目、今年度に関しては基金を幾らか積立てられるという状況になっているが、2年目に関しては、大体収支が同じぐらいになり、3年目で大きく取崩し、繰入れをしないといけなくなっていくと思われる旨の回答がありました。  なお、後期高齢者医療特別会計補正予算につきましては、分科会審査において、特に質疑等はありませんでした。  次に、産業建設分科会での審査において、一般会計補正予算について。  放置空き家対策事業に関し、今把握している市内の空き家の件数はどのぐらいあるのか、また、そのうち、道路沿いで危険な空き家は何件ぐらいあるのかとの質疑が出され、当局から、自治会や近隣住民からの情報提供により管理不全な状態にある空き家を33件把握している。そのうち、道路沿いで直ちに危険となるおそれがあると考えているのは、今回現地踏査した後川新田の代執行を予定している物件及び現地踏査した空き家の隣の物件、篠山口駅近くの物件の3件である。今回の補正で計上した物件以外のこれらの物件についても、強い措置として不利益処分である命令を視野に入れた事務を今、行っているところであるとの回答がありました。  次に、観光客おもてなし事業に関し、今回8人乗りの車両を使って、グリーンスローモビリティ事業の実証実験を10月1日から約1か月間行うとのことであるが、将来的展望を教えてほしいとの質疑が出され、当局から、今回はあくまで実証実験として、1か月間の間にアンケート等も取り、どのような利用の仕方が一番望まれているのかを調査したいと考えている。効果検証の材料となるのは、利用されるかどうか、また利用されるのであれば、どのような内容でということが検討材料になると考えている。利用が多く、望まれる声が多ければ、来年度に向けて新たに具体的に検討を進めていく必要があると考えているとの回答がありました。  また、委員からコロナ禍の中で事業実施できるのか、感染症対策はどう考えているのかとの質疑が出され、当局より、現時点では10月初めからの運行を検討しているが、9月末の状況をもって、期間短縮等の検討も必要だと考えており、状況に合わせて検討していきたい。また、バス事業者に委託するため、バスのノウハウが事業者にはあるため、新型コロナ対策についてはしっかりと対策ができると考えている。バスが運行している間は、外気導入型のエアコンでの換気、マスク着用、車内での会話は控えてもらうといったような注意喚起を行いたいとの回答がありました。  次に、水道事業会計補正予算に関して。  委員より、一般会計繰入金の上水高料金対策繰入金が減額となっているが、原因はどのようなことが考えられるのかとの質疑に対し、当局より、国からの繰入金については、繰入れ基準値の提示がある。その繰入れ基準値と前々年度の丹波篠山市の水道の1立米当たりの資本費との差額に前々年度の有収水量を掛け合わせたものが繰入金の額となる。その繰入れ基準値が令和3年度見込みでは148円だったものが、確定の数値が150円になり、差額の2円に前々年度の有収水量412万9,637立米を掛けた金額が今回の減額となったとの回答がありました。  次に、下水道事業会計補正予算に関して。  建設改良費で西紀中央浄化センターのポンプを修繕するということだが、説明をお願いしたいとの質疑が出され、当局より、西紀中地区の処理場の廃止に伴って、西紀中央地区へ令和4年3月に統合する計画で進めている。西紀中地区を西紀中央地区へ統合するということで、西紀中央浄化センターへの流入量が増加するため安定処理を施すために、今回余剰汚泥ポンプの更新をするものである。ポンプは、発注から機器の製作に3、4か月ほどかかかるため、統合時期に合わせられるように、今回9月補正で余剰汚泥ポンプの更新費用を計上させていただいたところであるとの回答がありました。  以上、各分科会座長からの審査報告に対する質疑を行った後、議員間討議を行いましたが、意見はなく、採決を行いました結果、討論はなく、議案第54号、55号、56号、57号、58号、59号までの6議案につきましては、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、予算決算委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願いをし、予算決算委員会の報告といたします。  以上です。 ○議長(森本富夫君)  委員長の報告は終わりました。  これから、一括して委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで、委員長に対する質疑を終わります。  これから一括して討論を行いますが、討論に当たっては、議案番号を申し述べていただくようお願いします。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから、議案第54号 令和3年度丹波篠山一般会計補正予算(第11号)を採決します。
     本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第54号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第55号 令和3年度丹波篠山国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第55号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第56号 令和3年度丹波篠山後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第56号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第57号 令和3年度丹波篠山介護保険特別会計補正予算(第1号)を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第57号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第58号 令和3年度丹波篠山水道事業会計補正予算(第1号)を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第58号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第59号 令和3年度丹波篠山下水道事業会計補正予算(第1号)を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第59号は、委員長の報告のとおり可決されました。  ここで、暫時休憩をいたします。  再開を、10時55分といたします。               午前10時42分  休憩               午前10時55分  再開 ◎日程第15  議案第60号 令和3年度丹波篠山一般会計補正予算(第12号) ○議長(森本富夫君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  日程第15.議案第60号 令和3年度丹波篠山一般会計補正予算(第12号)を議題とします。  議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。  藤本行政経営部長。 ○行政経営部長(藤本雅浩君)(登壇)  ただいま御上程いただきました議案第60号 令和3年度丹波篠山一般会計補正予算(第12号)につきまして、提案理由の説明を申し上げます。  このたびの補正は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の事業者支援分として国から追加内示されたことを受けた事業の追加、また、学校における感染症対策等の学校教育活動継続支援事業の追加について、補正をお願いするものでございます。  結果、第1条の歳入歳出予算の補正については、歳入歳出予算の総額にそれぞれ9,748万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ233億9,558万7,000円とするものでございます。  それでは、補正予算書6ページ及び議案第60号説明資料を御覧ください。  歳出予算から説明を申し上げます。  2款 総務費、1項 総務管理費、7目 企画費 公共交通対策事業142万5,000円の追加は、新型コロナウイルス感染症拡大により影響を受けている市内タクシー事業者へ保有車両1台当たり7万5,000円を交付する支援金でございます。特定財源その他は、全額が新型コロナウイルス等感染症対策基金繰入金でございます。  続きまして、4款 衛生費、1項 保健衛生費、1目 保健衛生総務費158万4,000円の追加は、介護・障害福祉サービス事業所において、陽性者が判明した場合でも行政検査の対象とならない方が検査できるよう、抗原簡易キット24セットの購入費用でございます。特定財源その他は、新型コロナウイルス等感染症対策基金繰入金45万4,000円でございます。  6款 農林水産業費、1項 農業費、3目 農業振興費5,650万1,000円の追加は、特産物振興事業で外食需要の低下などによる米価下落の中、農業経営の安定化のために令和3年度の水稲作付面積に10アール当たり3,000円、環境に配慮した栽培の場合は3,200円を交付する農業経営安定対策給付金5,520万7,000円及び郵送代などの事務費129万4,000円でございます。  7款 1項 商工費、2目 商工振興費3,547万3,000円の追加は、新型コロナウイルス感染症により影響を受けている市内貸切りバス事業者へは、バスの規格に応じ7万5,000円から15万円を交付する支援金648万円、酒販売事業者を対象に1事業者当たり10万円及び酒製造事業者を対象に30万円を交付する支援金390万円、中小企業等事業者へは、国の月次支援金等の対象とならない20%以上の売上げが減少した事業者に対して、一律10万円を交付する一時支援金2,500万円及び郵送料等の事務費9万3,000円でございます。特定財源その他は、全額が新型コロナウイルス等感染症対策基金繰入金でございます。  7ページ、10款 教育費、1項 教育総務費、3目 学校教育総務費250万円の追加は、各学校における感染症対策や学習保障の取組を実施するための経費として、消耗品費112万9,000円及び備品購入費137万1,000円でございます。特定財源の国県支出金は、学校保健特別対策事業費国庫補助金125万円でございます。  以上で、歳出に関します説明を終わらせていただきます。  続きまして、補正予算書5ページを御覧ください。  歳入につきましては、歳出の財源で説明をさせていただいた項目については省略させていただき、今回の補正予算に必要な一般財源分につきましては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金5,888万1,000円で措置をしております。  以上で、提案理由の説明とさせていただきます。  御審議をいただきまして、御決定いただきますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(森本富夫君)  提出者の説明が終わりました。  これから質疑を行います。  質疑はありませんか。  6番、安井博幸君。 ○6番(安井博幸君)  6番、安井博幸です。  ただいま説明いただきました、その学校感染症対策等の学校教育活動継続支援事業なんですけれども、各学校別に支援される金額の中で、篠山養護学校が突出して金額が大きいのはなぜなのでしょうか。そのあたりの説明をお願いできますか。 ○議長(森本富夫君)  稲山教育部長。 ○教育部長(稲山 悟君)  教育委員会、稲山でございます。  ただいま、安井議員のほうから御質問がありました特別支援学校が額が膨らんでいるかという件でございますけれども、今回の各学校への額につきましては、国のほうで定められておる額があります。それによりまして、特別支援学校については、特別の措置、いろんな対策が必要ということで国の基準が高いというふうなことから、それに基づきまして、養護学校につきましては、学校への配当額が40万円ということで国の基準に基づきまして、額が高くなっているというふうな状況でございます。  以上でございます。 ○議長(森本富夫君)  6番、安井博幸君。 ○6番(安井博幸君)  国の基準ということで理解したんですけれども、その中でこの消耗品とか教育備品、その中の例えばどういうものがその養護学校の場合は特に金額的に充実させなきゃいけないのとか、ちょっと教えていただきますか。 ○議長(森本富夫君)  稲山教育部長。 ○教育部長(稲山 悟君)  教育委員会、稲山でございます。  ただいま、安井議員のほうから御質問がありました件でございますけれども、特別支援学校につきましては、特に感染症対策に特別な対応が必要な児童が数多くおります。そういった関係で消耗品につきましては、6万5,000円の額となっており、また、備品として、養護学校につきましては、児童対策用の、例えば学習用の個別支援用の特別な備品ということで、学習用のボードであったり、そういったもの、特別な支援を必要とする子たちへの備品の増額ということでなっておりますので、御理解をいただきたいと思います。  特に、遠隔授業とかそういったものに使用するもの、そういったものについての備品も今回の中で入っておるというような状況でございまして、それぞれ学校の規模あるいは状況によって、内容等の要望を学校から受けて今回、措置をしているというふうな状況でございます。 ○議長(森本富夫君)  ほかに質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから、議案第60号を採決します。  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第60号は、原案のとおり可決されました。 ◎日程第16  諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について ○議長(森本富夫君)  日程第16.諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦についてを議題とします。  酒井市長の説明を求めます。  酒井市長。 ○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、ただいま御上程いただきました諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について提案理由を申し上げます。  人権擁護委員は、市長の推薦により法務大臣が委嘱するもので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めることになっています。任期は3年、主な任務は市民からの人権相談への対応、法務局と協力しての人権審判事件への対応や人権尊重思想の普及啓発活動となっています。  このたびの推薦につきましては、現在、人権擁護委員として活躍いただいています、角谷慶治さん、森本利明さんが、令和4年3月31日をもって任期満了、また同じく、森本浩子さんが、令和4年6月30日をもって任期満了となります。この任期満了を迎える3人の方について、再任をし、御活躍いただきたいと考えるものです。
     角谷慶治さんは、昭和53年に篠山町立後川小学校の教諭として採用され、以降、市内の小学校で教諭、校長を歴任され、平成24年、西紀南小学校長、西紀みなみ幼稚園園長を最後に退職されました。その間、人権啓発推進員として、各自治会での学習会や地域の研究大会等に参加され、教員退職後も継続して務めておられます。人権問題に造詣が深く、熱心に自己研さんを積まれ、人権擁護委員として意欲的な活躍をいただいているものです。  森本利明さんは、昭和55年から29年間、宝塚市立の小学校において教諭として勤務をされました。教員時代においては、地域、保護者の方々と向き合い、そして子ども一人一人に寄り添った教育に尽力されました。教員退職後は、丹波篠山市に帰郷されて、これまでの経験を生かし、人権が尊重される社会づくりのために人権擁護委員として、また、令和元年12月からは主任児童委員としても活躍をいただいています。  森本浩子さんは、昭和55年から3年間、福住幼稚園の教諭として勤務され、平成13年からは、民生委員・児童委員の主任児童委員として9年間活動されました。主任児童委員として、不登校など子どもたちの課題について、子どもや親に寄り添い、地域の人や学校等と連携をしながら、見守り活動を積極的に取り組まれました。また、地域住民からの信望も厚く、人権に関し熱心に自己研さんを積まれたり、人権擁護委員として活躍をいただいています。  この3名の候補者の皆さんは、人権擁護委員として適任であると考えますので、御審議をいただき、御同意を賜りますようによろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(森本富夫君)  酒井市長の説明が終わりました。  質疑があれば、発言を許します。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑がないようですので、質疑を終わります。  これから、諮問第1号を採決します。  諮問第1号に記載の方々は、人権擁護委員候補者として適任であるとの意見を付すことに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、諮問第1号に記載の方々は、人権擁護委員候補者として、適任であるとの意見を付すことに決定しました。 ◎日程第17  請願第1号 丹波篠山市議会政治倫理条例の制定等を求める請願 ○議長(森本富夫君)  日程第17.請願第1号 丹波篠山市議会政治倫理条例の制定等を求める請願を議題とします。  地方自治法第117条の規定によって、渡辺拓道君の退場を求めます。                (渡辺拓道君 退場) ○議長(森本富夫君)  本案について、議会運営委員長の報告を求めます。  足立議会運営委員長。 ○議会運営委員長(足立義則君)(登壇)  議会運営委員会委員長の足立でございます。  ただいま議題となりました請願第1号 丹波篠山市議会政治倫理条例の制定等を求める請願について、議会運営委員会の審査について御報告申し上げます。  本件は、去る9月7日の本会議において、当委員会に付託されたものであります。  まず、請願第1号の願意は、市民に一層信頼される議会づくりを進めるため、議員の責務や議員が遵守すべき行動基準等を定めた政治倫理条例の制定及び渡辺議員が調査活動において丹波篠山市から取得した資料を基に作成され、法令違反の状態にある事業者に提供された調査報告書の撤回等の勧告を決議することを求めるものです。  当委員会では、9月7日と14日の2日間、請願に関して審査を行いました。9月7日には、請願の紹介議員である上田英樹議員に出席いただき、請願の趣旨を説明いただいた後、質疑を行いました。以下、各委員から出されました主な質疑等について、御報告申し上げます。  まず、委員から、政治倫理条例の制定が1つ目の願意であるが、丹波篠山市議会基本条例の第24条において、議員の政治倫理を規定している。今回あえて議会基本条例に規定があるにもかかわらず、政治倫理条例の制定を求める理由は何かとの質疑が出され、紹介議員からは、請願者から丹波篠山市議会において、政治倫理条例の制定を求めたいとの相談があり、県内の議会における制定状況を調べた。姫路市や西宮市、丹波市、宍粟市など、県内の多くの議会において議会基本条例とは別に政治倫理条例が制定されている。議会基本条例は、議会及び議員の活動原則を定め、合議制の機関である議会の役割を明確にするということを基本事項として、市民と議会との関係や情報の共有及び公開、市民参加の推進、議員間の自由討議などが定められている。一方、政治倫理条例は、議会ではなく、議員が市民の負託を受けた者であるということを深く認識され、その負託に応えるために、議員の職務の遂行や市民に信頼され、公正で民主的な市政の発展に寄与することを目的としている。特に、政治倫理の確立等について、詳細に規定されており、請願者は議会基本条例とは別の政治倫理基準や審査会の設置などを規定した政治倫理条例の制定を請願されているとの回答がありました。  また、委員から、他市議会の政治倫理条例を確認すると、政治倫理に関して細かに例示されているケースもあった。しかしながら、行動規範を細かく例示するような形ではなく、市民の信頼を得られるような理念的な内容で、その中に審査会を設置できるような規定を設けることを規定とするような条例も考えられるが、請願者は、条例にどのような内容を規定することを求めているのかとの質疑が出され、紹介議員から、市議会議員がもし政治倫理に反すると疑惑を持たれたときは、その疑惑を解明するため、説明責任を果たしていただきたいということが請願者が考えているところである。市民に一層信頼される議会づくりを進めていただくため、西宮市や丹波市など、県内の市議会においても制定されている議員の責務や議員が遵守すべき行動基準、政治倫理基準、疑義がある場合の審査委員会による審査手続等を定めた政治倫理条例の制定を求められていると考えているとの回答がありました。  また、委員から、請願が採択された場合の政治倫理条例の制定時期について、請願者はどのような意向を持っているのかとの質疑が出され、紹介議員から、請願書には条例の制定時期等は明記していない。請願者からは、条例を制定いただく場合、丹波篠山市議会の中で十分な議論をしていただいた中で、丹波篠山市議会に一番ふさわしい条例をつくっていただきたいと聞いている。制定するのであれば、請願書にも記載している西宮市や丹波市のような条例が望ましいのではないかということしか聞いていないとの回答を受け、さらに委員から、条例の策定にはかなりの時間を要することが考えられるが、現在の現議会構成の任期中が1つの目標となると考える。採択された場合、条例制定は今年度中の認識でよいかとの質疑が出され、紹介議員から、条例制定の時期については、明言されておらず、早急に制定してほしいということも聞いていない。ただ、私も条例制定等に携わった経験もあるが、半月や1か月でできるものではない。中身を相当議論していただくことになるので、最低でも半年程度はかかるという思いを持っているとの回答がありました。  次に、委員から請願者は倫理条例の制定より、調査報告書の撤回等を早急に求めているのかとの質疑が出され、紹介議員から、調査報告書は事業者の有力な証拠として提供されており、請願者はまずそれの撤回が一番ではないかと考えられており、請願事項2のほうを地域の方も早急に望まれていると思っている。東京等の裁定委員会でも、地域の方々は莫大な労力を使われている。資料作成や協議などにも相当の時間を費やしており、証拠として事業者側が提供された調査報告書を撤回していただいたほうが解決に向かうのではないかとの回答がありました。  最後に、紹介議員からは、市議会議員としてこう考えていますという調査活動の報告書であれば、それは市議会議員の1つの思いとして住民は納得できるが、臭いもしていない、騒音もないので当該施設では公害は発生していないと断じる調査報告書が公害裁定の審査会の事業者の証拠として利用されていることに住民の方は怒りを覚えられている。様々な観点から出された調査報告書を作成されるべきではなかったか、との発言がありました。  以上、質疑終了後、委員間討議では、各委員から、請願事項1について、兵庫県内においても29市中23市と、ほとんどの市で条例を制定されており、本市においても制定すべきではないか。また、議員の議会外での活動等については分かりにくく、外部からの意見等によって審査会において事実確認などができる。議員として市民の皆さんがどう思われているかというところに課題があり、議会の中のこととは少しわけが違う。その辺を補完していこうと思うと、条例を制定して、市民の皆さんにもそういう機会を与えることも必要ではないか。さらに、議会全員のこととして、疑義を持たれるようなことがないよう努力していくため、倫理条例が必要ではないかとの意見がありました。  また、請願事項2については、地元の方は不信も抱いており、議員の在り方の問題でもある。今回の問題を1つの糧として、議員の在り方をもう一度みんなで考える必要があるのではないか。また、疑義を持たれるようなことがあったのであれば、それを解消していけるような努力をしなければならない。また、地元の皆さんの長年の課題、問題を解決するための調査報告書であったはずが、本人の思われる調査、報告、目的とは全く違う方向へ動いている。さらに、議員活動として作成した資料が本人の意図と違うところで使われており、その使用を許可されていないなら、それを撤回していただいたらいいのではないかとの意見がありましたことを、併せて報告させていただきます。  請願の採決に当たっては、紹介議員からの説明及び質疑応答、さらには委員間協議を踏まえ、各委員にそれぞれ熟考が必要と考えたことから、日を改めて採決を行いました。  請願第1号に対して、討論はなく、丹波篠山市議会における請願書及び陳情書の取扱いに関する申合せ、第7、「請願書の審査」の項に基づき、1つの請願書に複数の請願事項が記載されている場合には、請願事項ごとに審査結果を決定するとの申合せにより、請願事項ごとに採決を行いました。その結果、請願第1号のうち、請願事項1、「市民に一層信頼される議会づくりを進めるため、議員の責務や議員が遵守すべき行動基準等を定めた政治倫理条例の制定を求める」ことについては、全員賛成で、採択。  請願事項2、「渡辺議員が調査活動において丹波篠山市から取得した資料を基に作成され、法令違反の状態にある事業者に提供された調査報告書の撤回等の勧告を決議することを求める」ことについて、全員賛成で、採択となりました。  丹波篠山市議会基本条例の第24条には、「議員は、市民全体の代表者としてその倫理性を常に自覚し、自己の地位に基づく影響力を不正に行使することによって、市民の疑惑を招くことのないよう行動しなければならない」と規定されています。  今回の請願を機に、丹波篠山市議会議員全員が再確認するとともに、改めて市議会議員として、倫理性を自覚した活動・行動をしていただきますよう申し添え、審査報告とさせていただきます。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げます。  以上で、報告を終わります。 ○議長(森本富夫君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  6番、安井博幸君。 ○6番(安井博幸君)  6番、安井博幸です。  この請願事項は、市の資料を渡辺議員が悪用したような印象を与える文面となっています。しかし、彼は資料の取得に当たっては、担当課へ強要したものではなく、正副議長の決裁を経て正式な手続をもって入手されたと、本人より聞きました。渡辺議員が高坂養鶏場へ資料を提供したことが問題なのか、法令違反の事業者が渡辺議員より入手した資料を裁判に使用したことが問題なのか、その点をお尋ねいたします。 ○議長(森本富夫君)  足立議会運営委員長。 ○議会運営委員長(足立義則君)  安井議員の御質問にお答えいたしますが、今のような議論で、渡辺議員の作成された資料等について、是非を問うような議論は当委員会ではされておりません。もしも今、悪用という言葉を安井議員が使われましたけれども、もしそれが該当するとならば、私個人的には事業者が使ったことがその表現に当たるのではないかと認識をいたしております。  以上です。 ○議長(森本富夫君)  ほかに質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで、委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行いますが、討論に当たっては、請願事項を申し述べていただきますようお願いいたします。  討論はありませんか。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  議長との発言がありますので、これから討論を行います。  まず、原案に反対者の発言を許します。  6番、安井博幸君。 ○6番(安井博幸君)  議席番号6番、安井博幸です。  請願項目2項目についての反対討論を行います。  この請願の2つ目の項目は、丹波篠山市から取得された資料を基に渡辺市議が作成し、高坂養鶏場に提供された、令和2年10月20日付調査報告書の撤回等の勧告決議を行っていただきたいというものです。審査に当たられた議会運営委員会では、当事者の渡辺市議に事実関係等を事情聴取することもなく、本会議に上程されたのは審査不十分であり、委員会へ差し戻すべきと、私は考えます。  この公害問題の抜本的な問題解決には、高坂養鶏場の桑原からの移転しかないと考え、議員活動をされている渡辺市議に対し、このような勧告決議を行うのは、私にとっては理解し難いと考えます。  現在、高坂養鶏場と桑原自治会及び桑原の環境を考える会は、公害問題で公害調停が行われています。  この請願には、渡辺議員の作成した資料が相手方の証拠として使われていることで、それが不利になることを回避したいという意図を感じます。係争中の案件に関しては、議会として公正な判断が行われるように見守るべきと、私は考えます。  この報告書が判断に必要な資料であれば、この調査報告書の撤回を求める請願を認めるのは、市議会として、僭越ではないかと考え、私は反対します。  以上です。 ○議長(森本富夫君)  次に、原案に賛成者の発言を許します。  7番、足立義則君。 ○7番(足立義則君)  安井議員のほうから、議会運営委員会の審議が不十分だというような表現を今、本会議でされましたので、本来、報告した者が討論に参加するというのはルール違反かも分かりませんが、ちょっと黙って聞き捨てならんということで、一言、言わせていただきたいと思います。  先ほど渡辺議員のほうの説明を求めていないというふうな話がありましたけれども、うちも丁寧に審査をしたつもりでありますし、議員間討議におきましても、渡辺議員からそのような説明を求めようといったような発言は、議会運営委員会の中では起こってはおりません。付け加えて、今回の請願のこの願意につきましては、この報告書の撤回の勧告決議を求められているものであります。当委員会としては、渡辺議員が一議員として議員活動、調査活動において、作成された報告書そのものについての是非については、一切議論をいたしておりません。むしろ、渡辺議員がこの報告書が意図としていない使われ方をされていて、困惑をしているのではないかというふうにも考えております。公開質問状の渡辺議員の回答におきましても、「裁判所や公的機関へ提出されていることは認識していなかった」というふうに明言されております。  よって、議員活動において、議員が作成した資料、報告書について、議員がとやかく言えるものでもなく、その資料、報告書が作成者の議員の意図としないところで用いられていること、このことについて、議会として対応を求められている請願であると判断をいたしておりました。恐らく議会運営委員会の委員全員が渡辺議員に対する説明は不要だと考えたものと理解をし、先ほどの報告に至っておりますので、どうか安井議員におかれましても、御理解賜りますようによろしくお願い申し上げます。  あともう1点、審議不十分というような言葉を本会議で使われることは非常に心外であります。  以上です。 ○議長(森本富夫君)  次に、原案に反対者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  次に、原案に賛成者の発言を許します。  9番、園田依子君。 ○9番(園田依子君)  議席番号9番、園田依子です。  請願事項2について、賛成の立場から発言をさせていただきます。  渡辺議員が作成された調査報告書が、公害調停等において、事業者側の証拠書類として使用され、当該調停等の支障となっております。その調査報告書は、渡辺議員の作成の意図とは異なる目的で使用されており、それを取り下げることは、当然のことであると考えます。  また、公害調停等での住民同士の紛争の一因となっており、調査報告書の作成意図、内容等について丁寧な説明を行うとともに、調査報告書によって問題が長期化、煩雑化していることについては、早期解決を望まれている市民に対し、おわびが必要であると考えます。  今回の請願を受け、私たち市議会議員は、市民全体の代表として、その倫理性を常に自覚し、市議会議員として影響力を認識した上で、適正に行動しなければならないことを再認識することができました。  そのことを議員各位におかれましても、十分御理解いただき、議会運営委員会の決定どおり、御賛同賜りますようお願いし、請願についての賛成討論とさせていただきます。  以上です。 ○議長(森本富夫君)  次に、原案に反対者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  次に、原案に賛成者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  ほかに討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから、請願第1号を採決します。  まず、請願事項1、丹波篠山市議会政治倫理条例の制定を求める請願について、採決をします。  本案に対する委員長の報告は、採択です。  請願事項1を採択することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立
    ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、請願事項1は、採択とすることに決定しました。  次に、請願事項2、渡辺議員に対する調査報告書の撤回等の勧告決議を求める請願について、採決します。  本案に対する委員長の報告は、採択です。  請願事項2を採択することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立多数です。  したがって、請願事項2は、採択とすることに決定しました。  渡辺拓道君の入場を許します。                (渡辺拓道君 入場) ○議長(森本富夫君)  ここで、暫時休憩をいたします。  再開を、11時50分といたします。               午前11時37分  休憩               午前11時50分  再開 ○議長(森本富夫君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  ただいま、足立義則君ほか4名から、会議規則第14条第2項の規定によって、発議第1号 渡辺拓道議員調査報告書の撤回等を求める決議が提出されました。  お諮りします。  発議第1号を日程に追加し、追加日程第1として日程の順序を変更し、直ちに議題とすることに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立多数です。  したがって、発議第1号を日程に追加し、日程の順序を変更し、直ちに議題とすることに決定しました。 ◎追加日程第1  発議第1号 渡辺拓道議員に「調査報告書」の撤回等を求める決議 ○議長(森本富夫君)  追加日程第1.発議第1号 渡辺拓道議員に「調査報告書」の撤回等を求める決議を議題とします。  地方自治法第117条の規定によって、渡辺拓道君の退場を求めます。                (渡辺拓道君 退場) ○議長(森本富夫君)  本案について、提出者の趣旨説明を求めます。  7番、足立義則君。 ○7番(足立義則君)(登壇)  議席番号7番、足立義則です。  ただいま議題となりました発議第1号 渡辺拓道議員に「調査報告書」の撤回等を求める決議につきまして、提出者を代表し、趣旨説明をさせていただきます。  令和3年第122回丹波篠山市議会9月30日会議(長月会議(第5日))において議題となりました請願第1号 丹波篠山市議会政治倫理の制定等を求める請願が賛成多数により可決されました。  同請願の請願事項2において、渡辺拓道議員が作成された調査報告書が、住民や丹波篠山市を相手方とする公害調停等の証拠書類として使用され、当該調停等の支障となっており、その報告書の証拠提出の取下げ要求を求めるものです。  この報告書については、渡辺議員においても「市と事業者が話し合って問題解決を図るために作成した」旨を公開質問状等において示されています。また、「裁判所や公的機関へ提出されることは認識していなかった」とされています。  以上のことから、報告書が本来作成された目的以外に使用されていることは明白であり、作成者においては、目的外の使用停止、取下げを求めることは、当然であると考えます。あわせて、渡辺議員が作成した報告書を基に、公害等調整委員会への原因裁定や市の改善命令取消し訴訟が提起されるなど、住民同士や市民と市の紛争の一因となっており、その作成の意図、内容等について丁寧な説明を行うとともに、報告書によって問題が長期化、煩雑化していることについては、早期解決を望まれている市民に対し、おわびが必要であると考えます。  丹波篠山市自治基本条例や丹波篠山市議会基本条例において、私たち市議会議員の責務等が定められております。市民全体の代表者として、その倫理性を常に自覚し、市議会議員としての影響力を認識した上で、適正に行動しなければなりません。  また、市民の多様な意見を聴取し、市民全体の福祉の向上を図ることは議員活動の根幹であるにもかかわらず、桑原自治会長をはじめ、多くの住民に疑念を抱かせる結果となったことは、否定できないと考えております。  決議の内容は、議員各位のお手元に配付しておりますとおり、丹波篠山市議会として、渡辺議員に本来の目的以外で使用されている報告書の取下げの要求及びおわびを求めるものです。  議員各位におかれましては、請願第1号の願意及び決議の趣旨を十分に御理解いただき、御賛同賜りますようお願い申し上げ、発議第1号 渡辺拓道議員に「調査報告書」の撤回等を求める決議についての趣旨説明とさせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  提出者の趣旨説明は終わりました。  これから、提出者に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから、発議第1号を採決します。  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立多数です。  したがって、発議第1号は、原案のとおり可決されました。  渡辺拓道君の入場を許します。                (渡辺拓道君 入場) ◎日程第18  発委第4号 少人数学級・教職員定数の改善と義務教育費国庫負担制度               拡充を求める意見書 ○議長(森本富夫君)  日程第18.発委第4号 少人数学級・教職員定数の改善と義務教育費国庫負担制度拡充を求める意見書を議題とします。  本案については、会議規則第14条第3項の規定によって、総務文教常任委員長から提出がありました。  委員長の趣旨説明を求めます。  渡辺総務文教常任委員長。 ○総務文教常任委員長(渡辺拓道君)(登壇)  総務文教常任委員会委員長の渡辺でございます。  ただいま議題となりました発委第4号 少人数学級・教職員定数の改善と義務教育費国庫負担制度拡充を求める意見書につきまして、趣旨説明をさせていただきます。  「教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度拡充をはかるための、2022年度政府予算に係る意見書採択の要望について」が兵教組多紀教職員組合から議長宛てに提出されたことを受け、当委員会では、参考人として、兵教組多紀教職員組合から出席をいただき、要望等の内容について説明を受けるとともに、質疑を行いました。  以下、調査の過程におきまして各委員から出されました質疑、意見のうち、主な事項について、御報告申し上げます。  まず、委員から、OECD諸国の1クラス当たりの児童生徒数は、平均で小学校が21人、中学校が23.2人であるのに対し、日本の公立学校では、小学校が27.2人、中学校が32.1人となっており、日本はOECD諸国に比べて、1クラス当たりの児童生徒数が多いため、1クラス25人から30人が望ましいとのことである。しかしながら、丹波篠山市においては、OECDや日本の平均よりも、1クラスの児童生徒数が少なく、クラス替えもできない学校が多いのではないか。少子化も進んでおり、丹波篠山市においては、1年間の出生数が250人を切っているような状況であり、結果的に1クラスの少人数化が進んでいるのではないか。全国的に見た中での要望内容は理解できるが、丹波篠山市に照らし合わせたとき、どのような認識を持たれているのかとの質疑が出され、参考人からは、丹波篠山市においては、児童生徒数が減少傾向にあり、クラス数は増えていない状況にある。しかしながら、味間小学校や篠山中学校、丹南中学校では、1クラス35人以上40人近い人数となっている。児童生徒の総体数は減少しているが、人数の多い学校というのは存在している。一方で、少人数の学校では、1クラス10人、15人で勉強しており、きめ細やかな教育に少し差が出てきているのではないか、旨の回答がありました。  また、委員から、今回、少人数学級を求める理由として、新型コロナウイルス感染症対策という、これまでと違う新たな課題が出てきている。1クラスの人数と感染症対策について、教職員組合や学校現場では、子どもたちの密といったところで、これぐらいの人数のほうが安心安全な教育環境になるというものが見えてきているのか。少人数学級と感染症対策との相関関係について、どのように認識をされているのかとの質疑が出され、参考人からは、現在、学校では、感染症対策として毎朝の検温やマスクを着用しての生活、黙食などに取り組んでいる。文科省や丹波篠山教育委員会からは、感染防止として、子ども同士の間隔を1メートル程度空けるようにとの指針が出ている。しかしながら、黙食とはいえ、マスクを外して給食を食べるので、非常に感染症のリスクが高いのではないかと考えている。教育現場では、感染症対策を十分に行っているが、グループで話し合うときなどは密になってしまう。そういったことを回避するためには、クラス内の人数を減らすことが、1つの方策であると考えている。味間小学校や篠山中学校、丹南中学校では1クラス40人近い子どもが在籍しており、少人数学級と感染症についての相関関係はある程度あると認識している旨の回答がありました。  質疑終了後の議員間協議では、兵庫県下を含め、全国的に既に同様の意見書が国に提出されている。本市においても、未来の丹波篠山市を担う子どもの育成のために、教育環境の整備は不可欠であり、意見書の提出に反対する理由はないとの意見があり、当委員会の総意として、意見書の提出を提案することといたしました。  今回の提案は、丹波篠山市議会として、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、文部科学大臣に対して、地方自治法第99条の規定により意見書を提出しようとするものです。  意見書の内容は、議員各位のお手元に配付しておりますとおり、1、中学校・高等学校での35人学級を早急に実施すること。また、さらなる少人数学級について検討すること。  2、学校の働き方改革・長時間労働是正を実現するため、加配の増員や少数職種の配置増など教職員定数改善を推進すること。  3、自治体で国の標準を下回る「学級編成基準の弾力的運用」の実施ができるよう加配の削減は行わないこと。  4、教育の機会均等と水準の維持向上を図るため、地方財政を確保した上で義務教育費国庫負担制度の負担割合を引き上げることを求めるものです。  議員各位におかれましては、当委員会の意見書提出の提案に御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(森本富夫君)  委員長の説明は終わりました。  これから、委員長に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから、発委第4号を採決します。  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、発委第4号は、原案のとおり可決されました。  お諮りします。  ただいま可決されました意見書の取扱いについては、議長に一任いただきたいと思います。  御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  異議なしと認めます。  したがって、可決されました意見書の取扱いについては、議長に一任いただくことに決定しました。
     以上で、本日の日程は全部終了しました。  お諮りします。  議事の都合によって、明日10月1日から11月29日までの60日間は、休会としたいと思います。  御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  異議なしと認めます。  明日10月1日から11月29日までの60日間は、休会とすることに決定しました。  長月会議を閉じるに当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  議員の皆様には、終始熱心な議論をいただき、上程されました条例改正や補正予算等につきまして、適切妥当な結論を得ることができましたこと、厚くお礼を申し上げます。  本日の議員辞職により、私たち15名となりましたが、今後の議員活動、また休会中における令和2年度決算審査や委員会活動など、今まで以上に積極的に、精力的なお取組をお願い申し上げるところでございます。  さて、この長月会議では、桑原自治会長及び桑原環境を考える会から、議会の在り方、議員の在り方を問う「丹波篠山市議会政治倫理条例の制定等を求める請願」が出されました。その背景には、長きにわたり、苦しんでこられた地域の方々の思いが込められたもので、丹波篠山市議会として、また市議会議員として、重く受け止める必要があると感じています。市議会議員一人一人が、広く市民の声に耳を傾け、市民に身近で、信頼される議会、皆様方からの負託に応えられる議会を実現していかなくてはなりません。  本日、渡辺拓道議員に「調査報告書」の撤回等を求める決議が可決されました。渡辺議員には、決議の内容を真摯に受け止め、市民に理解いただける誠意ある対応をお願い申し上げます。  結びに、桑原地内の養鶏場問題が一日でも早く解決し、平穏な日常が戻ることを願いまして、閉会の御挨拶といたします。  ここで、酒井市長から御挨拶がございます。  酒井市長。 ○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  御提案を申し上げました案件につきましては、大変真摯に御審議をいただきまして、適切なる御決定をいただき、ありがとうございました。  令和2年度の決算については、予算決算委員会において休会中に御審議をいただくということになりますが、どうかよろしくお願いを申し上げます。  今回の長月会議におきましても、議員の皆様からは一般質問や委員会で様々な市政への提案、御意見をいただいておりますので、早速に市政に反映できるように努めていきたいと考えています。当面の課題としては、コロナ対策につきましては、本日の補正予算で事業者への各種の支援策を認めていただきましたので、農業者、中小企業事業者、バス・タクシー事業者、お酒の販売事業者など、困っておられる皆様に少しでも役に立つように、早急に取組を進めたいと思います。  9月30日で緊急事態宣言が解除となる見通しでありますが、その中で飲食を含めて一定の社会生活も認められるようになる見通しですが、引き続き、感染対策に十分配慮し、ワクチン接種をはじめ、対策を進めていきたいと考えます。また、山内町の大規模火災につきましては、特例で瓦礫撤去の支援を検討しており、本日に間に合いませんでしたので、10月に臨時議会を開催していただき、予算について御審議をいただくことになると思いますので、どうかよろしくお願い申し上げます。  本日、議論をされ、また先ほど議長からもお話がありました桑原地内の公害問題につきましては、住民の皆様に長らく御迷惑、御不便、大変な生活を強いられていることにつきまして、議長の発言がありましたように、これからも早期の解決に向けて、取組を進めていきたいと思います。  さて、本日をもって吉田知代議員が辞職されました。これまでの市政発展に向けた御活躍に心からの感謝を申し上げたいと思っています。5年前に颯爽とこの市議会に登場され、子育てや観光施策に新たな視点で取り組んでいただき、また農家にもいろんな意見を聞いて、御提案をいただいていたところです。笑顔の中にもりんとした強い心をお持ちで、施策の実現に向けて強い意志を感じたこともありました。市民の誰からも信頼され、温かいお人柄で、丹波篠山市を去られることは大変残念に思いますが、今後新たなステージに挑戦をされるということですので、持ち前の誠実さや行動力をもって、ますます活躍をいただきますように心からお祈りを申し上げます。  結びに、議員の皆様には、秋本番を迎えます。いろんな場面で御活躍をいただき、また、今後ともの市民、市政のための御活躍をよろしくお願いを申し上げまして、閉会に当たりましての挨拶とさせていただきます。大変ありがとうございました。 ○議長(森本富夫君)  本日は、これで散会します。  お疲れさまでした。               午後 0時14分  散会  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                       令和3年9月30日                       丹波篠山市議会議長  森 本 富 夫                       丹波篠山市議会議員  向 井 千 尋                       丹波篠山市議会議員  園 田 依 子                       丹波篠山市議会議員  大 西 基 雄...